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私の出産【恐怖の手術と感動の対面】編 [結婚生活]

前回、帝王切開前夜に陣痛が始まった……というところまで書きました。

※今日は、手術の時のことを書きます。
あまり生々しくならないよう気を付けるつもりですが、
苦手な方は飛ばしてくださいね。




【2016年初夏 午前6時】
空気さんが来て安心したのか、
はたまた点滴のおかげか
夜中に始まった陣痛の波は、感覚を緩めました。

夜も白み始め、何とか朝を迎えることができたようです。

私は医師の判断により、
手術の順番を1番手に変更することになりました。

手術開始は、8時45分。
あと3時間で赤ちゃんに会える……

...しかし、私はそれ以上に
近づいてくる「人生初オペ」に恐れおののいていました。


診察台の上で、時間までずっと空気さんに泣き言を言いました。

だって、採血の注射でさえ気分が悪くなるのに……
背中に麻酔の針を通したり、メスで腹部を切るなんて!
考えただけで卒倒しそう……。

唯一、お腹で動く赤ちゃんへの想いだけが、私を支えていました。


手術室の入り口で、付き添いの家族と別れます。

中は一面、青緑色の世界。
青緑色の人たちが、異世界から来た私をやさしく出迎えてくれます。


確か、パンツ以外の服をすべて脱ぎ、自力で手術台に上がります。
緊張と恐怖で、恥ずかしさなんて感じる暇もありません。

つけられた心音の機械から、私のバックバクの脈拍が部屋一杯に響きます。


医師とーっても緊張されていますね!

「そうですね!緊張してます!」
(強がらず、何でも言うことに心を決めていた私)

このやり取りが2回
よほどカチコチだったのでしょう……笑


手術台で背中を丸め、麻酔をします。
麻酔科の先生は、若い医師を指導してました。

麻医師「こうやってカテーテルを通して、うんたらかんたら~」
若医師「分かりました」
(チクッ)
「(うっ)……」

麻医師「私さん、大丈夫かな?」
「ちょっと痛かったです(泣)」
「あれ?ごめんね」


先生は手術中ずっと、枕元で指導を続けました。
そのやり取りがほのぼのしていたおかげで、正気を保てた気がします。


麻酔が効くほど、胸から下の感覚が消えていきます。

麻医師「お風呂に浸かるように、あたたかくなるから」
と説明されたのに、私の場合冷たい海の底に沈むようでした。

寒気で歯がガチガチ震え
寒い寒い!
と訴えると、首もとにチューブ状のヒーターを置いてくれました。

水底に沈み、呼吸ができない感覚にもなりました。
「い、息ができません」
麻医師「息ができないように感じるかもしれないけど、
ちゃんとできてるからその調子でね」
「はい……(泣)」

後から考えたら笑っちゃうような、おかしなやり取りを繰り返してました。


麻酔と導尿、足には血栓予防のポンプをつけて手術開始です。

この頃には少し、心が落ち着き手術の状況を観察していました。
痛みはなく、感じるのは体を揺すられる感覚だけでした。

時おり、看護師
「寒くないですか?」
「気分は悪くないですか?」
と声をかけてくれます。

もうすぐ赤ちゃん出ますからね

と言われ、ドキドキしながらその時を待ちます。


医師赤ちゃん出ます
の声とともに、腹部を強く押されます。

いよいよなんだ……!



そう思った次の瞬間。
医師赤ちゃん出ましたよ~

続いて、周囲でバタバタと音がします。
産声はまだ、聞こえません。

その直後です。

オギャーオギャー!!

大きくて元気な産声が聞こえてきました。
私はたまらず、涙ぐんでしまいました。

ようやく会えたんだね!
本当にお腹にいたんだね!
待っていたよ!

思わず、そんな気持ちが堰を切って溢れました。
看護師がやさしく、涙をぬぐってくれました。

産声が上がってから数分経ちました。なかなか赤ちゃんが来ません。

私が不安げにしていると、
看護師が
「今、赤ちゃんの体を拭いてますよ」
と説明してくれました。


そして、感動の初対面。
タオルにくるまれた可愛い女の子が、顔の横に運ばれてきました。
看護師「おめでとうございます。髪の毛ふさふさで、可愛い赤ちゃんですね~!」

私は再び感動に包まれ、
彼女のふかふか頭を撫でました。

本当によく頑張ったね! ありがとう。

ただただ、そんな気持ちでいっぱいでした。

...その後、「痛み」との長い戦いが待っているなんて
当時の私は知る由もありませんでした。



つづく






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